17章 パーソナライズ図鑑
17-5

CLAUDE.md(相棒側の記憶。第1篇4-4の図鑑版)

CLAUDE.md を作ったのに、ごろが読んでいないようだ。

〉 この節は、相棒(第1篇第2部で迎えた Claude Code)の話です。ブラウザのごろではなく、フォルダの中で動くごろに効きます。

フォルダの入り口に貼っておく「はじめに読んでね」の張り紙です。ごろがそのフォルダで作業するとき、まずこの紙を読んでから手を動かします。第1篇4-4で出てきた「約束ごとを紙に書いておく」の、図鑑での正式な名前です。

自分のフォルダで相棒を何度も動かす人のための道具です。ブラウザで話すだけの人には、まだ要りません(第1篇第2部まで進んだ人向け)。

フォルダに CLAUDE.md という紙を1枚置き、「日本語で、短く、勝手にファイルを消さない」と書いておく。次からごろは、その部屋に入るたびに張り紙の前で立ち止まり、うなずいてから寝床の脇の作業机に向かう。最初の一手は、フォルダに紙を1枚置いて数行書くことです。ここで一つだけ。たくさん書けば守られる、ではありません。むしろ短いほど守られるので、いちばん大事な数行を上に置いてください(長すぎて読まれなかった話は第2篇のしくじり帖F-6に)。

  • どこで: 相棒に任せているフォルダの、いちばん上の場所で。
  • どうやって: CLAUDE.md という名前のメモを作り、守ってほしいことを箇条書きで数行。
  • きっかけ: 同じ注意を相棒に毎回言っていると気づいたら、紙に昇格させる。
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この紙はパソコンの中のただのメモで、消せば消えます。パスワードや、大切な人の個人情報のような機微なものは、この紙にも書かない。張り紙は約束ごとを書く場所であって、秘密を書く場所ではありません。

フォルダ型の部屋へ入ったごろが『はじめに読んでね』をまず読み、うなずいて机へ向かう
増補もっと知りたい人へ (3)
深掘り

CLAUDE.md はパソコンの中の、ただのテキストファイルです。特別な権限もなく、特別な場所にある必要もありません。フォルダのいちばん上の階層に置けば、そのフォルダで作業するごろが自動的に読みます。場所を変えれば、そちらの部屋で読まれます。

書く内容は、たいていこの三つで足ります。「何語で答えるか(日本語で)」「やってほしくないこと(確認なしにファイルを消さない)」「このフォルダで何をしているか(料理レシピの整理)」。この三つだけでも、毎回言い直していた注意が消えます。

CLAUDE.md にはバージョン管理のよさもあります。このファイル自体が普通のテキストなので、「書き方をちょっと変えたら動きが変わった」という記録を残しながら育てられます。最初はシンプルに3行から始め、気になることが出てきたら一行ずつ足す形が続きやすいです。

設計ファイルの17-5では「MEMORY.md」という覚え書きの例も紹介しています。これはごろ自身が「この作業で分かったこと」を書き足していくファイルで、CLAUDE.md とは役割が違います。CLAUDE.md が「人間からごろへの指示」なら、MEMORY.md は「ごろが自分で育てる作業ノート」です。名前や使い方は環境によって違うので、使い始めたら自分の環境で確かめてみてください。

例をもっと

「日本語で、です・ます調で答えてください。専門用語は最初に一回だけ説明を添えてください。」(言語・口調・用語の基本)

「このフォルダは料理レシピの管理に使っています。ファイルの名前を変えるときは、必ず先に確認してください。材料の追加は私の指示なしにしないでください。」(作業内容・禁止事項)

「作業の途中で不明点があれば、進める前に一度立ち止まって聞いてください。推測で進めないこと。」(作業スタンス)

「このフォルダには患者練習ケース(ダミーデータのみ)が入っています。実在する個人情報は一切含みません。ファイルを追加するときは必ず『ダミーデータ』と名前に入れてください。」(医療向け・ダミーデータ管理)

「完了したら、変更したファイルの一覧と、変更の理由を一言ずつ書いて報告してください。」(報告形式)

ごろつまずき集

CLAUDE.md を作ったのに、ごろが読んでいないようだ。 フォルダのいちばん上(ルート)に置けているか確認してください。サブフォルダの中に入ってしまっていると、読まれないことがあります。また、ファイルの名前が大文字の「CLAUDE.md」になっているかも確認を。小文字の「claude.md」では読まれない場合があります。

書いたことと違う動きをすることがある。 書いた内容が曖昧すぎると、ごろが解釈に迷うことがあります。「長くしない」より「3行以内」のように、数字や具体例を使って書くと指示が効きやすくなります。

CLAUDE.md とメモリ(17-1)の両方に似たことを書いてしまった。 役割が違います。CLAUDE.md はフォルダ専用の指示、メモリはブラウザのごろ向けの記憶です。同じことを両方に書く必要はありません。どちらに書くかは「このフォルダの相棒に効かせたいか、ブラウザのごろに効かせたいか」で分けると整理できます。

あせらず、ゴロゴロ。
読んだ