第2部 Claude Codeという相棒
2-2

4つの入り口

Webはブラウザで開いて話す・相談するまで。あなたのパソコンの中のファイルを、実際に触ってもらうには、デスクトップが要ります。
この話を読むと

自分がどの玄関から入ればいいかが、迷わず決まります。

入り口が4つと聞くと、それだけで「めんどくさそう」と思いますよね。でも、安心してください。選ぶのは1つだけでいいのです。しかも、4つのうち3つは、黒い画面がいりません。

玄関が4つある一軒家を思い浮かべてください。どの玄関から入っても、着く先は同じリビングです。だから、いちばん入りやすい玄関から入ればいい。それだけの話です。

ごろ図

いちばんのおすすめは、デスクトップです。ふつうのアプリと同じで、アイコンをダブルクリックで開く。この本は、これで進みます。

もうひとつが、Webです。何も入れずに、ブラウザで使える入り口です。会社のパソコンで何か入れづらい人や、まず試してみたい人に向いています。

ここで、ひとつだけ大事なことを言っておきます。Webとデスクトップでは、できることが少し違います。Webはブラウザで開いて話す・相談するまで。あなたのパソコンの中のファイルを、実際に触ってもらうには、デスクトップが要ります。 この区別は今後も変わらない可能性が高いですが、サービスの仕様は変わることがありますので、迷ったらQRの追補を確認してください。ですから、この本の第3部から先、写真を整理したり書類を片づけたりする話は、すべてデスクトップを前提に進みます。まず試すだけならWeb、本気で任せるならデスクトップ、と覚えておいてください。

4つの玄関には、それぞれ本当の名前があります。①デスクトップ〔デスクトップアプリ〕、②Web〔claude.ai〕、③プログラマーの作業台に組み込む形〔IDE拡張〕、④黒い画面〔CLI(コマンドライン)〕。この本が使うのは①と②だけです。③と④の名前は、いま覚えなくてかまいません。「そういう玄関もある」とだけ知っておけば十分です。

残る2つの入り口(③IDE拡張と④CLI)は、玄人がよく使う道です。ひとつは、プログラマーの作業台に組み込んで使う形。もうひとつが、あの黒い画面です。名前だけ知っておけば十分で、今日はどちらも使いません。「いつか、気が向いたら」で、まったくかまいません。ごろも、黒い画面の玄関を見て一瞬「かっこいいな」と色気を出しかけましたが、めんどくさそうな顔で、すぐマットの敷いてある手前の玄関へ引き返しました。

開きのクイズ

パソコンへの何かインストールは、少し不安。でも写真の整理もいずれやりたい。あなたに合う入り口はどっちでしょう。

  • A まず何も入れず、ブラウザだけで試してみる(Web版)
  • B ふつうのアプリと同じように入れて、パソコンの中も任せられるようにする(デスクトップ版)

この節は、決めるのが主役です。「これは自分専用のパソコン?」を思い浮かべてください。自分専用なら、デスクトップ。会社の共用や、入れるのが不安なら、Web。どちらかに、心の中で丸をつけます。

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3分だけ手を動かすなら、こうします。ブラウザで claude.ai を開いて、第1部と同じログインで入り、「あなたはWeb版? それともデスクトップ版?」と一言だけ聞いてみてください。相棒が「これはWeb版です」と答えたら、自分が今どの玄関にいるかが分かった、という確かめになります。デスクトップの入手先(claude.com の案内ページ)は、次の2-3で開きます。

  • どこで: 自分の使うパソコンの前で。デスクトップアプリの入手先は公式の案内ページ(claude.com から「Download」をたどる)、Webはブラウザで claude.ai を開くだけ。画面や場所は変わることがあるので、最新はQRの追補で確かめます。
  • どうやって: 「これは自分専用?」を確認します。自分専用ならデスクトップ、共用や不安ありならWeb、と決めます。
  • きっかけ: 決めたら、それが次の2-3の入れ方の分かれ道になります。決めるだけで、前進です。

あせらず、ゴロゴロ。

実録・やってみた

この節は、まだ何も入れません。ごろがやったのは、自分がどの玄関から入るかを、口に出して決めることだけです。とはいえ、決める前に、相棒に一度だけ「相談」してみました。ここはWebの相棒でもできる、話すだけの範囲だからです。

ごろが打った文: パソコンにアプリを入れて使うのと、ブラウザで使うの、私はどっちがいい? これは自分専用のノートPCです。写真の整理もいずれやりたい。

相棒の返答: なるほど、写真整理まで考えているなら、パソコンに入れて使うデスクトップが向いています。ブラウザで使うWebは、話す・相談するには手軽ですが、あなたのパソコンの中のファイルには手が届きません。まず試すだけならWeb、本気で任せるならデスクトップ、と分けて考えると迷いません。

画面で見えることおすすめが「デスクトップ」に寄った返事が出ています。

ここでごろは、正直、黒い画面の玄関にも一瞬ふらっとしました。かっこいいので。そこで、意地悪な聞き方もしてみます。

ごろが打った文: 黒い画面のやつのほうが、玄人っぽくてかっこよくない? それにしようかな。

相棒の返答: 気持ちは分かります。ただ、初めての一歩なら、アイコンをダブルクリックで開けるデスクトップのほうが、つまずきが少ないです。黒い画面は、慣れてから「いつか」で十分間に合います。急がなくて大丈夫です。

画面で見えることかっこよさより、つまずきの少なさで背中を押してくれています。

ごろは、めんどくさそうな顔で、マットの敷いてある手前の玄関へ引き返しました。決めた結論は、口に出して1行だけ。

これは自分専用のパソコンだから、デスクトップの玄関にしよう。

この日はこう返ってきました。相棒の推しは、あなたの事情(専用か共用か、ファイルを触るか)で毎回すこし変わります。

手順

自分の玄関を、迷わず1つに決める手順です。

  1. 「このパソコンは自分専用? それとも会社や家族との共用?」を確かめます。

    こうした方がいい

    4つ全部を比べようとせず、自分専用ならデスクトップ、共用や不安ありならWeb、の2択に絞ります。

    ごろはこうしてみた

    自分専用のノートPCだったので、迷わずデスクトップに寄せました。

  2. 「これから写真や書類のファイルを、実際に触ってもらいたい?」を確かめます。

    こうした方がいい

    ファイルを触る予定があるなら、そこはデスクトップ一択と割り切ります。

    ごろはこうしてみた

    いずれ写真整理をしたかったので、デスクトップに決まりました。

  3. 迷ったら、Webの相棒に「私はどっちがいい?」と相談だけしてみます。

    こうした方がいい

    自分の事情(専用/共用・ファイルを触るか)を1文で添えて聞くと、当てずっぽうでない返事がもらえます。

    ごろはこうしてみた

    事情を添えたら、デスクトップ推しの返事が返ってきました。

  4. 決めた玄関を、口に出して1行だけ宣言します。

    こうした方がいい

    「〜だから、〜にしよう」と理由ごと言葉にすると、次の2-3で迷いません。

    ごろはこうしてみた

    「自分専用だから、デスクトップにしよう」と声に出しました。

うまくいったかの確かめ方

「自分はどの玄関から入るか」を、理由つきで1文で言えたら成功です。まだ何も入れていなくて大丈夫。決めた、それ自体が前進です。

答えタップして答え合わせ
ごろ

B。ブラウザで試すA(Web版)は手軽ですが、あなたのパソコンのファイルには手が届きません。

写真や書類を整理したいなら、デスクトップ版が要ります。不安なら、まずAで「こんにちは」だけ試して、次の節でBへ移るのが安全です。

増補もっと知りたい人へ (3)
深掘り

入り口が4つもあるのは、じつは不親切ではなく、いろいろな人に届けたいからです。パソコンを1台自分専用に持っている人、会社の共用パソコンしか触れない人、毎日プログラムを書く人。使う人の事情がばらばらだから、それぞれに合った玄関が用意されているのです。デスクトップは、いちばん多くの人に向く真ん中の玄関。Webは、何も入れずに試したい人の玄関。残る2つは、日常的にコードを書く人が仕事場に組み込む玄関です。

この本がデスクトップを選ぶのには、はっきりした理由があります。あなたのパソコンの中のファイルを、実際に触ってもらえるのはデスクトップだけだからです。 Webはブラウザの中で話す・相談するところまでで、そこが玄関ごとの大きな分かれ目になります。第3部から先の「写真を整理する」「書類を片づける」は、どれもファイルに手を入れる話なので、この本はデスクトップを土台に進みます。まず味見だけならWeb、本気で任せるならデスクトップ、と覚えておけば迷いません。

例をもっと

この節はまだ何も打ちません。自分がどの玄関から入るかを、口に出して決める練習をします。次のような一人ごとで十分です。

これは自分専用のパソコンだから、デスクトップの玄関にしよう。

会社の共用パソコンだから、まずはWebで試してみよう。

家族と使うパソコンだけど、自分のフォルダで練習するだけだから、デスクトップにしよう。

黒い画面はかっこいいけど、今日は急がない。マットの敷いてある玄関にしておこう。

ごろつまずき集
  • 症状: 4つのうちどれがいいか決められない。原因: 全部を比べようとしている。一手: 比べるのは2つだけです。自分専用ならデスクトップ、共用や不安ありならWeb、それ以外は今日は忘れます。
  • 症状: 会社のパソコンにアプリを入れていいか分からない。原因: 共用機は勝手に入れられないことがある。一手: 迷ったら入れずにWebから始めます。あとで自分のパソコンでデスクトップに移れます。
  • 症状: Webで始めたのに、写真整理ができない。原因: Webはファイルに手が届かない玄関。一手: ファイルを触る作業は、デスクトップに入れ替えてから進めます。この本の第3部の入り口で切り替えれば大丈夫です。
あせらず、ゴロゴロ。
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