くらしの相談に使う
最初から完璧な注文を作らず、返事を見てから木曜だけ直す。
日々のめんどうな決めごとを、次々に手渡せるようになります。
暮らしには、小さな「決めなきゃいけないこと」が、山ほどあります。今夜の献立。週末の予定。旅行の持ち物。ごろにとって、これは一日でいちばん重い仕事でした。考えるのが、とにかくめんどくさい。
でも、1-2で学んだことが効いてきます。材料を渡せば、返ってくる。ごろは布団に寝転がったまま、めんどうを一つずつ手渡していきました。慌てず、ゴロゴロしたまま。

たとえば、こんな頼み方ができます。
献立を決めてもらう:「今週の平日5日ぶんの夕食を考えて。子どもが野菜嫌い。1品は魚を入れて」。家族構成と苦手なものを添えるのがコツです。
旅程を組んでもらう:「日帰りで箱根。子連れ。移動と食事も入れて、時間割で」。行き先と条件を渡すと、その日の流れが一枚になって返ってきます。
調べ物を整理してもらう:「ふるさと納税の仕組みを、はじめての人向けに3行で」。分厚い説明を、自分に必要な長さに畳んでもらえます。
そして、いちばん大事なのは使い回しです。一度作った献立に「もっと簡単に」「予算を抑えて」と足していく。答えが、だんだん自分に寄っていきます。
今夜の夕食を決めたい。AIに渡すと役に立つのは、どっちでしょう。
- A「うちの家族向きの夕食を考えて」
- B「大人2人・小学生1人、子どもが野菜嫌い。今ある材料は鶏むね肉・キャベツ・卵です。これで作れる夕食を教えて」
答えは、下にあります。
打つ言葉:「大人2人・小学生1人。今週の平日5日ぶんの夕食を考えて。子どもが野菜嫌い。1品は魚を入れて」 → 曜日ごとの献立と、簡単な作り方が返ってきます。
>そこに一言:「木曜だけ手抜きにして」 → 木曜だけ、ぐっと楽な献立に差し替わります。この往復が、暮らしを軽くします。
- どこで: claude.aiの入力欄
- どうやって: 今日ちょっと面倒だった「決めごと」を1つ、そのまま言葉にして頼む
- きっかけ: 今夜の献立か、次の週末の予定。どちらか身近な方から
あせらず、ゴロゴロ。
場面設定。夕方、ごろは布団に寝転んだまま、今週の夕食をどうするか決めあぐねています。冷蔵庫の中身は、だいたいこんな感じです。
・鶏むね肉 2枚
・キャベツ 半玉
・卵 4個
・にんじん 1本
・豆腐 1丁
・(あとは調味料いろいろ)まず、家の事情を添えて頼んでみます。
画面で見えること曜日ごとの献立が一覧で並び、それぞれに短い作り方がついてきます。
ところが、よく見ると水曜の麻婆豆腐に「ひき肉」と書いてあります。冷蔵庫にひき肉はありません。相棒は、今の冷蔵庫を見ているわけではないので、こういうズレが起きます。ごろは、持ち物を伝え直します。
画面で見えることひき肉が消えて、手元にある材料だけの献立に差し替わります。
一往復目は、ない材料を前提にしていました。でも、持ち物を先に渡し直すと、買い足しなしの献立にそろいます。
ここでごろは、木曜のことを思い出します。木曜は習い事の送り迎えで、いつもへとへとです。そこで、育てる一言を足します。
画面で見えること木曜の一行だけが、ぐっと楽な献立に変わり、ほかの日は動きません。
最初から完璧な注文を作らず、返事を見てから木曜だけ直す。 この一部だけ差し替える往復が、いちばん楽なやり方でした。ごろが持ち帰ったのは、こんな一枚です。
月 鶏むね肉の照り焼き
火 鮭のムニエル(魚の日)
水 麻婆豆腐
木 豆腐と卵のレンジ蒸し ← 手抜きに差し替え
金 親子丼この日はこう返ってきました。献立の中身は毎回すこし違うので、気になる日があれば「◯曜だけ変えて」と足していけば、だんだん自分の家に寄っていきます。
家の事情を先に1〜2つ決める → [こうしたほうがいい] 人数・苦手なもの・入れたいものを先に渡すと、作り直しが減る
ごろはこうしてみた「大人2人・小学生1人・野菜嫌い・魚を1品」を最初に添えた
数と枠を指定して頼む → [こうしたほうがいい] 「5日ぶん」「3案まで」と数を切ると、多すぎて選べなくなるのを防げる
ごろはこうしてみた「平日5日ぶん」と枠を決めたら、ちょうど一週間分が返ってきた
まず返ってきた一枚をざっと眺める → [こうしたほうがいい] 全部を直そうとせず、気になる一箇所だけ探す
ごろはこうしてみた木曜が自分の疲れる日だと気づいた
直したい所だけ、一言で足す → [こうしたほうがいい] 「木曜だけ手抜きに」のように、範囲を区切って頼むと他が崩れない
ごろはこうしてみた木曜の一行だけが差し替わり、ほかはそのまま残った
気に入ったら、同じ会話で続きを頼む → [こうしたほうがいい] 毎回ゼロから説明せず、同じ会話に「先週の続き」で足すと楽
ごろはこうしてみた翌週も同じ会話を開いて「今週も、でも金曜だけ変えて」で済んだ
うまくいったかの確かめ方。手元にある材料だけで作れる献立になっていれば成功です。買い足しが前提の品が混じっていたら、「冷蔵庫にあるのは◯◯だけ」と足して直します。
答えタップして答え合わせ

B。Aは「誰が食べるか・どんな事情か・何があるか」が見えないので、どこにでも当てはまる一般論しか返りません。
家族の事情と手元の材料を渡した分だけ、自分の暮らしに合った返事が来ます。写真で材料を渡す詳しいやり方は、1-5で説明します。
増補もっと知りたい人へ (3)
くらしの相談が向いているのには、理由があります。献立、週末の予定、持ち物リスト。これらは「正解が一つに決まらない、でも手を動かすのが面倒」という種類の仕事です。AIは、こういう「たたき台を素早く一枚出す」のがとても得意です。ゼロから考えると重い作業も、目の前に一案があれば「これは嫌、これはいい」と選ぶだけの軽い作業に変わります。人は、白紙に向かうより、出されたものを直すほうがずっと楽にできる。ここを肩代わりしてもらうわけです。
もう一つ大事なのが、一度の相談を「育てる」感覚です。返ってきた献立に「もっと簡単に」「予算を抑えて」と足していくと、答えがだんだん自分の家に寄っていきます。最初から完璧な注文を作ろうと気負わなくていいのは、このためです。ざっくり頼んで、返事を見て、気になったところだけ直す。この往復は手間ではなく、むしろ近道です。決めごとを一つずつ手渡していくと、頭の中で堂々巡りしていた小さな負担が、次々と外に出ていきます。
くらしの決めごとを、いろんな場面から。仕事・くらし・趣味・学びに散らしています。
大人2人と2歳児。今週の平日5日ぶんの夕食を、曜日ごとに。木曜は疲れる日なので手間なしで
3連休、家族4人で近場ドライブ。渋滞を避けたい。午前出発・夕方帰りのモデルコースを2案
はじめての家庭菜園。ベランダのプランターで、春に育てやすい野菜を3つ。手順もざっくり
週末に読む本を選びたい。ミステリー好き、寝る前に少しずつ読む。500ページ以内で3冊、理由つきで
実家の片づけを手伝う。何から手をつけると気持ちが折れないか、進め方を順番に
(医療者向け・ダミー可)当直明けの自分の食事を整えたい。コンビニで買える、たんぱく質多めの組み合わせを3案。個人の健康情報は入れません
つまずき集- 症状: 献立が代わり映えしない → 原因: 家族構成や好き嫌いを渡していない → 一手: 「子どもが野菜嫌い」「魚を週2回」など、家の事情を1つ足す
- 症状: 作れないメニューが返ってくる → 原因: 手元にない材料が前提になっている → 一手: 「冷蔵庫にあるのは◯◯だけ」と持ち物を先に伝える
- 症状: 提案が多すぎて選べない → 原因: 数と条件を指定していない → 一手: 「3案まで」「20分以内で作れるもの」と枠を決める
- 症状: 毎回ゼロから説明するのが面倒 → 原因: 相談が使い捨てになっている → 一手: 同じ会話に「先週の続き」で足す。整理して残す話は1-7で
- 症状: 旅程が現実離れしている → 原因: 移動や食事の時間を渡していない → 一手: 「移動と昼食も入れて、時間割で」と頼む
