プロジェクトの記憶(部屋に置いた資料を踏まえて答える)
部屋に資料を置いたのに、ごろが参照してくれない。
ひとつの用事のための専用の部屋です。関係する資料を棚に並べておくと、その部屋での会話は、いつも棚の中身を見ながら答えてくれます。ここでは、その部屋が「資料を覚えている」面だけを見ます(部屋そのものの使い方は16章へ)。
同じテーマで何度もやりとりする人のための道具です。毎回ぜんぜん違う一発の質問しかしない人には、部屋を作る手間のほうが重く感じます。
「町内会」という部屋を作って、過去の議事録や名簿を棚に置いておく。その部屋で「前回の決定は?」と聞くと、ごろは棚から一冊抜いて、ぱらぱらめくって答える。別の部屋の資料とは混ざりません。最初の一手は、部屋を1つ作って資料を放り込むことです。
- どこで: 「プロジェクト」から、新しい部屋を作る。
- どうやって: 部屋に名前をつけ、関係する資料を置き、必要なら共通のお願いも書いておく。
- きっかけ: 同じ資料を会話のたびに貼り直していると気づいたら、部屋にまとめどきです。
置いた資料はその部屋の棚に置かれ、消せば消えます。管理は自分の手にあります。人に見せたくない資料は、そもそも置かない判断も大事です。

増補もっと知りたい人へ (3)
プロジェクトの部屋には、資料と共通のお願いの二つを置けます。資料は「棚に積む本」、共通のお願いは「棚の前に貼る注意書き」とイメージすると分かりやすいです。どちらかだけでも機能しますが、両方そろうと、部屋の中のごろがいちばんよく動きます。
棚に置ける資料の形式は、テキスト・PDF・画像など複数に対応しています。ただし、置けるサイズと量には上限があります。大きなPDFを何十本も置けるわけではないので、本当に必要なものだけに絞るのがコツです。「読んでほしいページだけ抜粋してテキストで貼る」のが、たいていの場合うまくいきます。
部屋どうしの中身は基本的に混ざりません。「仕事」の部屋で「趣味」の資料を参照することは、標準の使い方では起きません。これは安心ポイントでもありますが、「あっちの部屋に置いたはずの資料が引っ張れない」という混乱の原因にもなります。部屋をまたいで使いたい資料は、共通指示(17-3)に書くか、それぞれの部屋に重複して置く形が現実的です。
「町内会の部屋を作り、今年の行事カレンダーと役員名簿(個人情報はダミーデータで)をテキストで貼り付けておく。「今年の秋祭りはいつ?」と聞くと、棚から引いて答えてくれる」
「家計管理の部屋に、毎月の固定費一覧(カード番号などは除く)を貼っておく。「先月より食費が増えたとしたら何が原因?」と聞くと、固定費の内訳を踏まえて考えてくれる」
「趣味の読書部屋に、今年読んだ本のタイトルと一言感想を積み上げておく。「次に読む本を提案して」と聞くと、読んだ傾向を見てすすめてくれる」
「病棟勉強会の部屋に、今月取り上げる疾患のガイドライン要約(ダミーデータ前提)を置いておく。「この患者像に当てはまる治療方針は?」と練習問題形式で使える」
「家族旅行の計画部屋を作り、予算・日程・子どもの好みを貼っておく。「おすすめの観光地は?」と聞くと、それを踏まえて提案してくれる」
つまずき集部屋に資料を置いたのに、ごろが参照してくれない。 資料の量が多すぎる、またはファイルサイズが大きすぎる場合に起きやすいです。必要なページだけ抜粋してテキストで貼り直すと改善することがあります。
別の部屋の資料を引っ張ってきてほしいのに、できない。 部屋の外の資料は標準では参照されません。その資料をもう一方の部屋にも置くか、共通指示(17-3)にテキストで書く形が現実的な回避策です。
部屋が増えすぎて、どこに何があるか分からなくなった。 部屋名を「用途+年月」などで整理すると探しやすくなります(例:「町内会_2026」「家計_日常」)。使い終わった部屋は削除より、資料を下ろして空にする方が「後から見返したいとき」に楽です。
