プロフィール・共通指示(毎回の前提を先に渡す)
共通指示を設定したのに、効いていないように感じる。
会話を始める前に、ごろの胸ポケットに入れておく自己紹介カードです。誰で、何を大事にしているかを、先に一度だけ渡しておきます。
いつも同じ立場・同じ目的で相談する人のための道具です。毎回まったく違う雑談をする人には、あまり効きません。
「私は◯◯の仕事で、専門用語は避けて、結論から先に言ってほしい」といった前提を、共通のお願いとして登録しておく(呼び名や置き場は版で違うことがあります)。すると、どの会話でもそれを踏まえて返ってきます。ごろは首から下げたカードをちらっと確かめてから、また寝そべって話を聞く。最初の一手は、自分の前提を数行にまとめて一度渡すことです。
- どこで: 設定の中の、自分についての情報や共通のお願いを書く欄で。
- どうやって: 「立場・避けてほしいこと・してほしいこと」を3行くらいで書く。長く書きすぎない。
- きっかけ: 同じ注文(結論から、短く、など)を2回言ったら、登録どきです。
ここに書くのは前提であって、機微な個人情報を書き込む場所ではありません。書いた内容はいつでも見返して直せますし、消せます。渡したくない情報は書かない、が安全です。

増補もっと知りたい人へ (3)
共通指示の正式な名前は、英語の設定画面では「Instructions for Claude(Claudeへの指示)」です。場所は画面左下のアカウントアイコンから「設定(Settings)」を開いた中にあります。日本語UIでの表示名はときどき変わることがあるので、細かい呼び名はQR追補へ。
ここに書いた内容は、プロジェクト(17-4の専用の部屋)の指示よりも優先度が低くなることがあります。部屋の中では、部屋専用の設定が先に読まれるからです。「全部の会話に効かせたいこと」と「この部屋だけに効かせたいこと」を分けて書く、という考え方が整理の基本です。
何を書くか迷ったときの参考として、うまく機能しやすい前提の例を挙げます。「職業・立場」「専門用語を使ってほしい/避けてほしい」「結論から先か、経緯から先か」「箇条書き好みか文章好みか」「返事の長さの目安」。これを数行でまとめると、毎回の会話でいきなり本題から始められます。
逆に、書かないほうがいいものは「変わる情報」です。今年だけの目標、今月のプロジェクト名など、すぐ古くなるものを共通指示に書いてしまうと、あとで「違う前提で動いている」と混乱します。変わる情報はプロジェクトの部屋の設定か、毎回の会話で伝えるほうが合っています。
「私は40代のフリーランスのデザイナーです。専門用語は使っていいですが、ビジネス系の資料を読む人向けに、できるだけ平易な言葉で言い換えてください。返事は短くまとめてください」
「私は小学校の教師です。子ども向けの説明文を頼むときは、小学4年生が理解できる言葉を選んでください。漢字にはルビをつけてください」
「文章を書く仕事をしています。文案を出してもらうときは、3パターン案を出してから私が選ぶ形にしてください。一つに絞らないでください」
「私は内科医です。医療相談の練習をするときは、エビデンスの出典(ガイドラインか専門家意見かなど)を一言添えてください。常にダミーデータ前提で回答してください」
「結論から先に、3行以内でまとめてください。詳細が必要なときは、私が『もっと教えて』と聞きます」
つまずき集共通指示を設定したのに、効いていないように感じる。 プロジェクトの部屋(17-4)を使っている場合、部屋の設定が共通指示より優先されることがあります。部屋の設定も合わせて確認してみてください。
どこに書けばいいか分からず、メモリにも共通指示にも書いてしまった。 メモリ(17-1)は「会話の中で覚えさせた事実の蓄積」、共通指示は「最初から渡す前提の宣言」として分けると整理しやすいです。同じ内容が両方に入っていても壊れませんが、管理が煩雑になるので、どちらか一方にまとめるほうがすっきりします。
書きすぎて、どれが効いているか分からなくなった。 共通指示は短いほうがよく機能します。目安は5〜7行。多くなってきたら、その中で「今でも当てはまること」だけ残し、古くなったものは消すタイミングです。
