ごろの用語ミニ辞典
症状: 辞典を引いたら「(○○へ)」と書いてあるだけで、意味がわからなかった。
本文で「あれ、何だっけ」が出たら、ここへ。50音で並んでいます。
この本には、聞き慣れない言葉がいくつか出てきます。でも安心してください。中身は、たいてい素朴なものです。難しそうに見えるのは、難しい顔で言われているからだけ。ここでは、その顔をはずして、ごろが体で表してみせます。
各語は三点セットで並びます。ひとつ、ごろの小さな絵。ふたつ、初心者語の言い換え。みっつ、本文のどこに出てきたかの戻り番号。引いたら、その番号へ戻ってください。

あいまいな頼み方(あいまい)
「いい感じに」だけで頼むこと。頼み方があいまいだと、返事もあいまいになります。(1-2へ)
アカウント
AIを使うための、自分の名札。メールアドレスで作ります。(1-1へ)
上書き(うわがき)
前のものを消して、新しくすること。戻せないことがあるので、確認する側に置きます。(3-6へ)
置き手紙(おきてがみ)= CLAUDE.md
フォルダに置いておくと、相棒が毎回読んでくれる自己紹介メモ。毎回の説明が、いらなくなります。(4-4へ) 【ごろ図: ごろが玄関の靴の上に、出かける前のメモをそっと置いている】
おつかい
AIに、小さな用事を一つ頼むこと。最初の一歩です。(2-5へ)
画像を見せて聞く(がぞう)
写真やスクショを貼って、中身をたずねること。(1-5へ)
合言葉(あいことば)= コマンド
一言で、決まった仕事を起こす呼び名。「朝の片づけ」など。(4-6へ)
検問(けんもん)= Hooks
危ないことの前に必ず立ち止まらせる安全柵のこと。「消す前に確認する」といった決めごとを自動で守らせます。初心者はすぐ使わなくていいですが、そういう仕組みがある、とだけ知っておくと安心です。(Bへ)
クイズ(この本の)
各節の入り口にある2択。考えてから読むと、頭に入ります。(型の説明)
クラウド
自分のパソコンではなく、向こう側にある大きな置き場。ブラウザで使うAIは、ここにいます。(2-2へ)
コード
AIが書く、指示の文字列。読むものではなく、できたものを受け取るもの。(2-6へ)
作業机(さぎょうづくえ)= フォルダ
AIに触らせる場所を、一つに決めたもの。(2-4へ) 【ごろ図: ごろが一枚のマットの上だけで丸くなり、外には足の先も、はみ出さない】
下書き(したがき)
AIが先に作る、たたき台。そこから直します。(1-4へ)
仕分け(しわけ)
ファイルを、種類や日付で分けること。(3-2へ)
自動で回す(じどうでまわす)
決まった時刻に、決まった仕事が終わっている仕組み。(5-1へ)
スクショ(スクリーンショット)
画面を、そのまま写した画像。(1-5へ)
セーブ(セーブポイント)
作業の途中で「ここまで動いた」と保存しておくこと。こわしても、このポイントに帰れます。(第2篇12章へ)
倉庫(そうこ)= クラウドの共通棚
自分のパソコンの外に置く、もう一つの保管場所。別の端末からも続きができます。(第2篇12章へ)
相棒(あいぼう)= Claude Code
自分のファイルを触ってくれるAI。チャットの、一歩先です。(2-1へ)
たたき台
直す前提の、最初のかたち。完成でなくて、いいのです。(1-4へ) 【ごろ図: ごろが最初に、へたな粘土細工をこしらえて、えへんと見せている】
チャット
話しかけて答えをもらう、いちばん最初のAI。claude.ai。(第1部)
直しの往復(なおしのおうふく)
「ここをこう」と言い直して、仕上げること。(4-3へ)
二匹目(にひきめ)= 二体目の相棒
一体目を「考える役」、二体目を「手を動かす役」と分けて使うこと。用途に合わせて使い分けると、安定することがあります。(第2篇7章へ)
燃料(ねんりょう)= トークン
AIが考えるたびに使う、消費量のようなもの。使いすぎると費用がかかることがあります。軽い用事は身軽な相手に頼むと、燃料の減りが変わります。(第2篇8章へ)
入り口(いりぐち)
Claude Codeの、使い始め方。デスクトップ、Webなど。(2-2へ)
>任せる範囲(まかせるはんい)
どこまで、AIに自由にやらせるか。段階で広げます。(5-3へ)
元に戻す(もとにもどす)
変更を取り消して、前の状態に戻すこと。安心の作法です。(3-5へ) 【ごろ図: ごろが、ほどけた毛糸を巻き戻して、元の玉に戻している】
モック(再現画面)
本物そっくりに作った、練習用の画面。細部は、変わることがあります。(本文の画面の但し書き)
要約(ようやく)
長いものを、短くまとめること。(3-4へ)
リネーム
ファイルの名前を、付け直すこと。(3-1へ)
ログイン
名札を見せて、中に入ること。(1-1へ)
日本語に訳しにくい言葉は、ここにまとめました。音でこわがらないように、読み仮名を添えます。

Claude(クロード)
この本で使う、AIの名前。読みは「クロード」。かつおぶしの銘柄ではありません。
>Claude Code(クロード コード)
相棒のこと。自分のファイルを触ってくれるAI。(2-1へ)
Skills(スキルズ)= 得意技(とくいわざ)
よく使う手順に名前を付けて、呼び出す仕組み。(4-5へ)
MCP(エムシーピー)= 外とつなぐ口
カレンダーやメモ帳など、外のサービスと相棒をつなぐ差込口。詳しくはBの引き出しに。(Bへ)
引き方の実演を、一つ。本文の2-6で「コード」に詰まったとします。この辞典の「こ」を開くと、ごろの絵と、「読むものでなく、受け取るもの」の一言があります。それを見て、2-6へ戻る。往復は、たったこれだけです。
はじめの一歩3点。どこで、見返しの「わからない言葉が出たら、ここ」から。どうやって、50音で引く。英語の言葉は、末尾の小箱に。きっかけは、本文で「置き手紙=CLAUDE.md」のように「=」でつないだ言葉が出たら、まず開いてみること。
あせらず、ゴロゴロ。
増補もっと知りたい人へ (3)
この辞典で使っている「初心者語 = 正式名」の対応は、実はAIの世界でも普通に通用する概念の翻訳です。たとえば「置き手紙」は英語でも「system prompt」や「context file」と呼ばれるもので、相棒に毎回読ませる前提メモのこと。「得意技」はSkillsとかテンプレートとか呼ばれ、よく使う手順をひとまとめにしたもの。「相棒」はAgent(エージェント)と呼ばれることもあります。
なぜ言葉を言い換えているかというと、正式名はたいてい英語で、音がこわいからです。Hooks(フックス)と言われるより「見張り役」と言われるほうが、何をするものかが一発でわかります。言葉が入ったあとで正式名を知れば、ネットの情報と繋げやすくなります。
この辞典に載っている語は28語ですが、本文で使い慣れてきたころに辞典を見直すと、「あ、これのことか」と繋がる瞬間があります。最初に全部覚えなくていいのは、そういう理由もあります。言葉は後から追いかけてくるものです。
「この説明書に出てくる『プロンプト』という言葉を、小学生でもわかる日本語で言い換えてください」
「『トークン』ってどういう意味ですか。コンビニのポイントカードに例えて教えてください」
「AIの説明記事を読んでいたら『ファインチューニング』という言葉が出てきました。この辞典風に、初心者語での言い換えと、使うタイミングを1行で教えてください」
「医療の勉強中に出てきた用語集があります。この中で患者さんに説明するとき言い換えたほうがよさそうな言葉を5つ選んで、やさしい日本語に直してください。ダミーデータ前提で試せる文も添えてください: 〈用語リストを貼る〉」
「英語のアプリの画面に出てくる言葉が読めません。このスクショに写っているボタンの名前を日本語で教えてください: 〈スクショを貼る〉」
つまずき集症状: 辞典を引いたら「(○○へ)」と書いてあるだけで、意味がわからなかった。 原因: 戻り番号だけを見て、説明文を読み飛ばしたかもしれません。 一手: 戻り番号の前にある「ひとことの言い換え」だけ読んでください。番号は後でいいです。
症状: 50音で引こうとしたが、自分が詰まっている言葉がどこに載っているかわからない。 原因: 本文での呼び方と辞典の見出し語が微妙に違うことがあります。 一手: 「あいまい・うわがき・おきてがみ」のように読み仮名で探してみてください。英語のままなら末尾の小箱へ。
症状: 英語の小箱を開いたが、読み仮名はわかっても意味がまだぼんやりする。 原因: 言い換えの言葉だけでは、使う場面がイメージしにくいことがあります。 一手: 戻り番号の節へ行き、その言葉が最初に出てくる一文だけ読んでみてください。文脈のほうが説明より早く入ることがあります。
症状: 辞典にない言葉がネットで出てきた。 原因: AIの世界では新しい言葉が次々出ます。この辞典は本文に出てきたものに絞っています。 一手: 相棒に「〇〇ってどういう意味ですか、初心者向けに」と聞いてしまうのが一番早いです。
