この物語について

ある夜のことです。
世界は、あいかわらず「AIがすごい」の話でもちきりでした。
人生が変わった人が、今日も三人くらい、流れてきます。

でも、ここに一匹だけ、そのすべてと関係なく暮らしている猫がいます。
名前は、ごろ。
特技は、ゴロゴロ。信条も、ゴロゴロ。

ある日、ごろは聞きました。
「Claude? なんだそれ、美味しいの?」
……新しいかつおぶしの銘柄だと思っています。

そんなごろにも、この本は約束します。
この本に、黒い画面は出てきません。
AIに勝たなくていい、乗ればいい。
ゴロゴロしたいなら、むしろAIを使ったほうがいい。

そうしてごろは、ふとんの中から、
すこしずつ、いちばんラクになっていきます。
ごろの居場所が、あなたの現在地。
あせらず、ゴロゴロ。